【摂社・末社】    
焼鎌社・敏鎌社
やきがましゃ
とがましゃ
 ご本殿の右横に鎮座しています。ご祭神は天の御柱大神(焼鎌社)と国の御柱大神(敏鎌社)です。 『古事記』『日本書紀』には風の神シナツヒコノ大神・シナツヒメノ大神として登場し、伊勢神宮の摂社 「風の宮」や奈良県の龍田大社にも祭られております。ちなみに伊勢の「風の宮」は鎌倉時代、蒙古の襲来を神風を起こして一撃したことで有名です。また、風の神だけに航空関係者の信仰も厚く、航空・航海安全、風雨調和、招福などのご神徳があります。
八幡社
はちまんしゃ
 参道の左側に鎮座しております。ご祭神は比売大神、応神天皇、神功皇后です。比売大神は、アマテラス大神とスサノオノ尊が誓約をしたときに生まれた神々です。タギツヒメノ尊・イチキシマヒメノ尊・タギリヒメノ尊の三神で「宗像三女神」と呼ばれる海の神々です。
  応神天皇(誉田別専)は、神社に祭られた最初の人間とされ、欽明天皇二十九年(五六九)、神が現れて「われは誉田天皇広幡八幡麻呂なり」と告げたことからお祭りされるようになりました。
  神功皇后は応神天皇の母親として、「神の子を産んだ聖母」(母子神信仰)の代表的な存在です。
 八幡社は全国に分社が二万五千社以上あり、大分県の「宇佐神宮」が総本宮です。
稲荷社
いなりしゃ
 八幡社のとなりに鎮座しております。ご祭神は倉稲魂大神です。倉稲魂大神はスサノオノ尊の御子神であり、名前のとおり稲をはじめ穀物をつかさどる神(保食神)です。また、伊勢の外宮のご祭神である豊受大神と同じ系統の神さまです。
 稲荷は稲生が転じたもので、稲の育成するはつらつとした形をいったものです。また、「生成り、命の根、世の根」という意味もあります。五穀豊穣、生活全般に幸を与えてくださいます。
     
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